スーファミソフトのお掃除方法

あなたは起動しないソフトをお持ちではありませんか?
そして、それを故障だと思い込んでいませんか?
しかし、それは本当に故障なのでしょうか?
スーファミソフトは構造上故障し難い物です。
起動しない原因のほとんどは、端子の接触不良です。
そこで、接触不良を改善する端子のお掃除方法を紹介したいと思います。

端子のお掃除で使うのは基本的に綿棒だけです。
綿棒を使って端子の汚れを取れば、ほとんどの接触不良が直ります。

 右の写真は実際に綿棒で端子をお掃除してみたものです。
 綿棒が黒くなっているのが確認できると思います。
 特別な洗浄液など付けていません。
 ただ普通の綿棒でお掃除しただけです。

大抵綿棒で汚れを取るだけで接触不良を改善できますが、それだけでは改善できない場合があります。
その場合はNEWファミコンクリーナーやクリーニング液を綿棒に付けてお掃除すると良いでしょう。
最近では100円ショップでもCDクリーナーといったAV機器専用のクリーニング液が売っています。

液をつけてお掃除した場合、端子が湿るので必ず端子が乾いてから遊んで下さい。
故障の原因となります。


ところで、「天使の息」という言葉を聞いたことがありますか?
地域によってその呼び名は異なるのですが、簡単に言うと端子に息を吹きかけて起動しなかったソフトを起動させる方法です。
確かに息を吹きかけると起動率が良くなりますが、絶対にしてはいけません。

これは「天使の息」ではなく、「悪魔の息」です!

「悪魔の息」は一時的に端子に湿気を帯びさせ通電を良くするだけで、 これを繰り返していると端子が錆びてしまいます。

端子のお掃除をしたついでにカセット自体もきれいにしましょう。OAクリーニングペーパーを使って表面の汚れを 落とします。
シールの部分は強く拭くと剥がれてしまうことがあるので慎重にお手入れしましょう。
OAクリーニングペーパーがない場合は薄めた中性洗剤を付けた布で代用できます。

たまに油性マジックで名前などが書かれたソフトがあります。
これはシンナーを布に少し付けて拭けばある程度落ちますが完全に綺麗にならないうえにソフト表面が溶けてしまうので、このような場合は諦めたほうが良いでしょう。

最後に保管方法の説明をします。
ソフトを保管するときは日光の当たらない場所にして下さい。特に直射日光が当たる場所には絶対に保管してはいけません。 日光が当たるとカバーのプラスティック自体が変色し、黄ばんでしまいます。
大切に保管して長持ちさせましょう。

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